せひらのうたげ

はじまるよ。

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デザインフェスタで、思いもよらぬ感銘を受けた

デザインフェスタへ行ってきた。

年に2回、春と秋に東京ビッグサイトで開催されているデザインフェスタ

だいたい、下北沢とか中野とかヴィレッジヴァンガードとか好きそうな人々が集い、想い想いの個性的な作品を売ったり買ったり披露したりするイベントだと思います。

 

自分は開催日を忘れてなかった時に高校時代の同級生K君と数回に1回行くような感じなんですけど、行くたびに何かしらの刺激を受けられ、とても大好きなイベントです。

 

何が刺激的かというと、カッコイイもの、かわいいもの、渋いもの、アートなもの、くだらないもの、ちょっぴりえっちなもの、非商売的なもの、商売的なもの、色々な「事」と「物」を一気に体感し、感覚的にインプットできる。そしてなんとなく創作意欲が湧いたような気分になれるのです。

 

で、今回。2015年11月22日のデザインフェスタへ行ってきたんですけど、見て回っていて、個人的に凄く心に響いた光景があったので、この感動を忘れないように記録を残します。

 

感銘を受けたこと。

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 通りがかった上記写真のブースで、内容はスーパーマリオをパクって所々バグっているような、操作性もイマイチで難しい(もろもろ褒め言葉ですよ!)ファミコンWindows自作ゲームが遊べるようにしてあるだけで、販売物も何も無しという、ただ、作者ご自身が作ったゲームを誰かに遊んでみてもらいたいだけの自己満足と推測される、イカした展示があったんです。

 

で、写真の様子だけ見ると意味不明なブースで近寄り難い雰囲気なんですけど、実際に自分が最初通りがかったときには、このモニターの正面に、小学校低学年くらいの兄妹が肩を並べて座り、ゲームパッドを握ってまして。

画面上で起こるクソゲー的な振る舞いに一喜一憂のリアクションをしつつ、作者のお兄さんに質問やツッコミを入れたりしながら、結構な時間、ワイワイ面白がって楽しんでたんです。

 

なんか、そのお子さん二人の後姿と、見守ってるお母さんと、作者の(失礼な物言いするとあまりコミュニケーション得意そうじゃ無いけどマリオの帽子かぶっておどけてる)お兄さんの様子を見てたら、「いいなぁ!!」と。

 

モノを作って形にするということは、いったいどういうことなのだろう。

自分はいったい誰のために、なにができるのだろうか。

ゲームが人を幸せにする手法は多々あれど、昔と比べて薄くなってしまったことはないだろうか。

そんな、言葉では表現し難い色々な感情がブワッとこみ上げてきて、その後も会場内を散策するも、ぜんぜん頭に入ってこなかったり。

 

ただ、あのなんだかよくわからないブースを出していたお兄さんに勝手に嫉妬と、ありがとう。

 

とにかく自分も、そういうモノを作って、もっと間近でああいう光景を見て、ニヤニヤしてみたい!と、思ったのでした。

 

 

 

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